池上彰の経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ

経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ
といういかにも池上彰風の本が図書館にあったので通読した。
たかだか20歳前後の子供が経済のことをわかって社会に出ているとは思えない。
題名は『釣り』で初心者用の教本ということだね。
それでも経済の原則からスタートして、大きな字で少ない文字数でわかりやすく書いてある。
さすがニュース解説長者だけの事はある。
初版発行は2004とあるから10年前の内容である。
私は適度に歳を重ねているので、株式や銀行のくだりはさっと流してしまったが
30歳の頃にこれを読んでいれば良かったのに、という内容である。
銀行に対してはバブル前後の猛烈な批判が内包されていて面白い。
2014年の今でも低金利政策ゆえなのか銀行は本来の銀行業務ができないでいる。
本来は自由に金利を決めてやりたいところだが、政府や日銀にカリがあるから
なかなか自由にはできない様子だ。
中高生でも読めそうなところが池上彰である。
池上彰で