親族の独居老人がついに施設へ移り住むことになった。
家の様子を見に行ったのだけど、すでに金目のものは回収されていて
ゴミとガラクタしかない。
そのガラクタの山から見覚えのあるマークが。
やはり日本万博のマークだ。
箱を開けてみてがっかり。どうでもいい安物の皿が入っている。
私も子供の頃、親と大阪へ行ったそうだが、当時のコレクションなどない。
ということで価値はないが、懐古趣味として持ち帰った。
昔はこんな安っぽいものもテレビの上に飾ったりしたんだよなあ。
当時の中高生の部屋には必ずペナントが壁に貼ってあった。
私が子供の頃は、絵葉書を買ったな。
少しませてくると、記念メダルを欲しがった。
メダルに日付とか名前をダイヤルで打刻したっけ。
自分の名前をローマ字で書けるようになったのはこれのおかげだ。
などなど、セピア色の思い出が蘇っただけでもこのゴミを持ち帰った価値はあったか。
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