8.12

世間では盆休みとかで、お休みだとかお出かけだとか
親族が集まって楽しいひとときとか、らしいが
私は、さらに嫁さんも今週は通常勤務である。
よめさんは忙しいとかで遅くなるそうだ。
私の仕事はこの時期それほど忙しいこともなく、のんびりした勤務である。
おまけに猛暑も一段落で、良かった。
とは言っても最高気温が30度、雨も降って湿度も高く決して過ごしやすいわけではない。
8.12といえば29年前の御巣鷹山事件である。
圧力隔壁の損傷が直接の原因だと言われているが異を唱える説も少なくない。
原因はどうであれ、30分間関東平野の西の山岳地帯を迷走飛行して御巣鷹山に墜落した。
どれだけ悲惨な状況だったかは、多くの書物などで語られているが
今となっては、ネットの一部で画像が見られる程度。
多くのマスコミが徹夜で御巣鷹山に入り、記録を残したはずなのだが
いつの間にか見られなくなってしまった。
沈まぬ太陽クライマーズハイなどでもリアルな描写は控えられている。
いろいろなしがらみがあってできないことは百も承知だが
事件の風化を懸念する流れとはずれている。
ここはひとつ、NHKあたりで今一度検証番組を作るべき。
もう一つ
昨日は3.11の月命日とかでマスコミでやっていたのだけど
家族が死んでしまった、という一般人をひたすら映しているだけ。
こちらも事件の風化を懸念しているというが、風化させているのは被災者もいる。
津波の遺構を『思い出したくない』とことごとく切り捨ててしまった。
自分は思い出したくないのに、風化させるな、というのはつじつまが合わない。
凄まじい津波の映像は地上波でもBSでももう見ることはできない。
二度と起こしてはいけない人災天災の悲劇を後世にどう伝えるべきなのか。
私はヒロシマナガサキのようにきちんと後世に伝えるべきだと心から思う。
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