田中弥生のブログより
自殺報道のあり方についてWHOの指針がある。
遺族の人権やプライバシーの問題は無論のこと、自殺報道が次なる自殺の呼び水となってしまう
WHAT NOT TO DO
• Don’t publish photographs or suicide notes.
• Don’t report specific details of the method used.
• Don’t give simplistic reasons.
• Don’t glorify or sensationalize suicide.
• Don’t use religious or cultural stereotypes.
• Don’t apportion blame.
簡訳すると次のようになる。
・自殺者の写真や遺書を報道してはいけない。
・自殺の方法や詳細を報道してはいけない。
・自殺の理由を単純化して報道してはいけない。
・自殺を美化したり、センセーショナルなものとして扱ってはいけない。
・責任の追及しない
よく考えれば、マスコミにとって当たり前の倫理観なのだが
ここ数日の報道を見れば分かる通り何も考えていない。
もちろん、今回の理化学だけでなく、いじめ自殺した若者もしかりである。
さらに、一部のネットでは報じられているが、理化学の自殺事件も
元を正せばマスコミの報道が悪いと言っても過言ではない。
一部の県議の事件のように明らかに横領行為というならそれはそれで良い。
ところが、今回の理化学の事件は個人的なズルは認められたが
多くの関係者に悪意や犯罪行為はないのである。
それを『あなたには責任はないのか』と問い詰める場面もたびたび。
馬鹿マスコミ、特にテレビは猛省して欲しい。
けど、彼らに反省するような気持ちなどもともと持ちあわせてはいないだろう。