波の数だけ抱きしめて

ホイチョイの3部作のラストの作品だ。
バブル期に制作されているが舞台は80年代前半である。
恥ずかしながら、設定の時代の織田くんたちと私は同世代というか同い年だ。
映画のような派手なアクションはしていないが、私もミニFM局もどきの活動していた。
私も黒い4WDピックアップに乗っていた。
ユーミンが大好きであった。
TOTOやボズスキャッグスを好んで聞いていた。
湘南へはイトコとよく遊びに行っていた。
などなど、あの時代を映画と似たように生きていた私には涙モノなのである。
ストーリーは他愛もなく現実味もないのだけど、あのフィーリングは同意してしまう。
さらに、好きだった後輩の女の子に告白することなく卒業してしまったことも思い出される。
(この話は映画と違ってまったく見込みの無い話だった)
そして、何より
松下由樹が異常に可愛いのである。
テレ朝の臨場やワイド劇場とは全然違うのである。
このアイドル時代の松下由樹を見るだけでも価値がある映画である。