ゆとり、TVタックルより

昨夜のTVタックルは面白かった。
ゆとり世代がテーマ。
たけしが絡んでいるだけあって正統派の構成。
まず、ゆとりの意味について解説。
台形の面積を求める公式を教えないのは、
面積を求めないということでなく、2つの三角形の面積の和であることを教えるそうだ。
詰め込みとゆとりとの違いだそうだ。
しかしながら、ゆとり世代代表の面々がどうもシコミっぽい。
夢を諦めないとか、自分がやりたいことをとか、
歯の浮くようなセリフを連発する。
阿川は最後のほうで「ずいぶん自分に自信がおありなのね」と皮肉たっぷり。
ほとんどの20代前半のパネラーがすでに会社をやめた経験がある。
好きなことをやりたいとか、上司にへつらうのが嫌だとか、理想論を言いたい放題。
私も若い人たちと接する機会がある仕事ゆえ
シコミが極論を言わされている、だけとも思えない。
自分のやりたいことをやる、と会社を飛び出して頑張るのはいいが
かなり高い確率で挫折する。
35から40歳前後がピークだろう。
さて、この人達はどれだけポジティブに残りの人生を過ごすのだろうか。
自分に自信があって夢が大きい人が中年になって多くを失った時のことを考えると怖い。
さらに、ゆとり世代を中心にそういう中年が大量に社会にいるというのはもっと怖い。
15年後に老人が総人口の35%になるそうだが、働き手のゆとり世代
会社勤めが長続きせずプラプラしているとなると、世も末だな。
あくまでもTVタックルの中だけの話であってほしいものだ。