リニア、絶対にペイしない?“あるはず”の需要想定

ビジネスジャーナルで面白い記事。
http://biz-journal.jp/
リニア、絶対にペイしない。
という。
記事をみるとなるほどである。
1.トンネル工事を含めた莫大な工事経費
2.磁気浮上など電気量は新幹線の数倍。
3.それなのに料金は新幹線の1割増し程度。
4.人口が減少に転じているのに“あるはず”の需要想定
5.新幹線の平均乗車率が60%程度
というわけで
新幹線や飛行機の客を奪うことはあるが、赤字を黒字にすることはないだろうという。
瀬戸内海の巨大な吊り橋や青函トンネルなどの昭和終期の大型プロジェクトは
たとえ赤字だったとしても、地域振興などの目的からすればある程度理解できる。
(それでも瀬戸内海に3本の橋はいらないが)
ところが、リニアに関しては新幹線を廃止してリニアに乗り換えるという話ではないらしい。
今あるインフラを無視して新たに新線をつくろうとするのは無理がある。
記事ではコンコルドと対比させていたところが興味深い。
主流になると思われていたSST計画が結局、コストや環境問題で消えてしまった。
同じ失敗を、国とJRはやらかすのか。
とりあえず青森札幌新幹線で失敗するだろう。
JRは民間企業なのだが失敗すると私らの血税が補填されるはずである。
裏を返せば失敗しても会社は潰れないから安心なのである。