運航中止相次ぐLCC

先日のピーチでも話題になったが、パイロットが不足していて
外国人を引っ張ってくるしかないようだ。
ニュース記事では日本のガラパゴスな航空行政が原因だとか。
そこまでは、だれでも想像がつく話なのだが私は深読みしてみた。
一つはLCCの参入の必要性。
普通の民間会社だから収益が基本だ。
平日の昼間に地方空港へ行く用事のある人がどれだけいるか。
梅雨時の沖縄へ行く人がどれだけいるか、という問題。
多分、LCCといえども定期運航が命題。
時刻表通りに離陸しなければならない。
平日の昼間に空荷で飛ぶほうが得なのか、運休するほうが得なのか。
これまでの航空会社の考え方は、止まっていてただ空港使用料を払うなら
飛んでいて少しでも運賃を稼いだほうが良い、という考え方。
LCCも同様の考えで、ものすごくタイトな運航を設定したので
しょっちゅう遅れることになり評判が悪い。
その上、過当競争、それほど客が増えない、さらにパイロット不足。
客が増えないというのも
羽田がパンク気味なので成田便が多いのも特徴だが
国内線で羽田より成田を選ぶ客など、海外組の乗り継ぎか千葉県民だけだな。
コストカットも採算性も客ありきの論議になる。
便数を減らして利益率を追求したと思える。