昨日、VWの記事を書いたからではないが、無性にあのエンジンに乗りたくなった。
本当は違う目的で外出したのだが、街道沿いにアウディを見つけてしまった。
ショールームに入ってちょいと雑談した後、試乗することになった。
このA3は今年MCした最新型とのこと。
プラットフォームを共有するゴルフ7の関係らしい。
店を出るときは営業マンが運転した。
加速やブレーキングなど少し派手なアクションをしてくれた。
加速は特に目新しいものではないが、ブレーキは良かった。
ヨーロッパ車特有のややカックンブレーキ。
その効き方が良かったのだ。
クルマの姿勢が乱れることなくよく止まる。
私が運転して右左折を繰り返すと『ラインが正確ですね』と褒められた。
ハンドリングを確かめろというから、すこしペースをあげてハンドルを切った。
営業マンはロールが出ない、と言っていたが、適度なロールが出ている感じ。
このくらいのほうが、路面に追従するし限界もつかみやすい。
Aシリーズはスポーツではないので、この程度がベストなんだろう。
強いていえば切り始めがちょっとフニャでノーズの動きが遅れる感じ。
これもAシリーズは…なので欠点とは言えない。
乗り心地は良すぎちゃって、「いいねえ」としか言い様がない。
180以上の私が乗ってもポジションはほぼピッタリに調整できる。
強いて言えばシートのリフターを最低にしてもまだアイポイントが高い感じ。
特に頭上の余裕には問題ないしセダンとしてはこんなものなのか。
全体的にもう少しスポーティの方向に振ってもいいのではないかな。
1.4のスタンダードグレードでも乗り出し価格は400万円を超える。
ステアリングは当然革巻きなんだが、上級のA8と同じ革を使っているとか。
ちょっとスウェードがかった良い手触りである。
もう一つ驚いたのが、バックギアに入れた時に、ぴーぴーとブザーがならない。
バックするのか心配になった。
二昔前に国産車は時速100キロでキンコンとチャイムが鳴った。
あれは無い方がいいと誰もが思ったものだが、バックギアのブザーもならないほうがいいのかな。