ゴジラ・エビラ・モスラ_南海の大決闘

私が物心がついた頃、初めて見た映画だと思う。
前後して初代ウルトラマンの放送も始まっていたかと。
当時のちびっ子は怪獣に夢中だった。
さて、そんな映画を相当久しぶりに見ることができた。
当時の流行りなんだろうか。
怪獣が出てくるまでの設定のドラマがやけに長い。
この当時の映画の上映時間は80分ほど。
それほど余裕もないのに。
一節によると予算削減で怪獣シーンを多くできないというのもあったそうだが。
このシリーズも後半になると、予算の都合で怪獣シーンは南の島となる。
セットは地面と岩と森だけだ。
話が戻って
いいおっさんがゴジラを見てもそれほどときめかない。
ところが、この映画では画面に釘付けになる。
それは、マドンナ役の水野久美
今でも現役の女優だが当時は20代後半だろうか。
南海の原住民という設定で黒塗しているのだけど、それがまた良い。
というわけで、違う意味で楽しめたゴジラ映画であった。
もう一つ
私の所有するゴジラのフィギュアは基本的に80年代以降の第二期のもの、
顔が小さくなり全体のバランスも良くなっている。
ギョロ目がなくなり怖い顔になった。
これはこれで完成された姿だとは思うが、オールドゴジラを見てしまうと
それはそれで一世を風靡した形であるからそれなりの価値がある。
コレクターとしては一つ欲しいところだが、嫁さんが首をたてにふらないだろうな。