金持ちケンカせず

商船三井所有の貨物船が中国当局に差し押さえられた問題。
1936年に日中の海運会社間で交わされた船舶の賃貸契約をめぐる古い民事争いが発端だ。
まさに大陸文化というべきか。
それとも中国人朝鮮人の文化というべきか。
金が取れそうとおもえば、相手の弱みと思えば
たとえ70年前のことでも「お前が悪い」と堂々と金をせびるのである。
70年前ともなればその時のいきさつを知っている人などいやしない。
みんな知らないことなのだ。
それでもお前が悪いと金をせびるのだからたちが悪い。
交通事故の被害者だからと加害者に何年も首が痛いと言うのと似ている。
あるときは10年以上過ぎたクルマを修理するのにすごい額の請求をするのに似ている。
GTRのように価値がある旧車ならまだしも。
話がそれたが
私のような平民の貧民なら「ふざけるんじゃない」と開き直るところだが
会社も政府もずいぶんおとなしい。
中国では賄賂やリベートは当たり前、公務員の汚職や横領も珍しくない。ときく。
すでに中国に入り込んでいる日本企業はとっくにその洗礼を受けていると考えるほうが自然。
一昔前の日本でも契約を取るのに接待は当たり前だった。
というわけで、関係者は『またかあ』といそいそとお金を用意したのだろう。
そう考えると、誰がどこの神社を参拝したとか、教科書にこんなことが書いてあるとか
戦争前中にこんなひどいことをされたとか、騒いでいる隣国に対して感情的になる必要はない。
赤ちゃんは泣くのが仕事であると思うことが大人の対応なのだろう。
私のように人間ができていないと、ついつい『この○国人が』と声を荒らげてしまう。