バレンティン選手逮捕

王選手の大記録を更新する60本のホームランを打ったバレンティン
それが、ニュースでは離婚協議中の妻に対する暴力ということで逮捕されたという。
DVとあったが離婚協議中ではドメスティックに当たらないとも思うが。
さて、ホームランの話。
過去に王の記録に迫り、もしくは並びながら、抜くことができなかった3人の外国人選手。
 一人は85年に54本を打った阪神タイガースランディ・バース
もう一人が2001年に王と並ぶ55本を打ちながら、あと1本が出なかった近鉄バファローズのタフィ・ローズ
そしてもう一人が、その翌シーズンの02年に、やはり王、ローズと並ぶ55本を打ちながら、
あと1本が出なかった西武ライオンズアレックス・カブレラである。
バースが王監督時代の読売巨人軍に、
ローズとカブレラ王監督時代の福岡ダイエーホークスに、
すべての打席で敬遠され、打たせてもらえなかったことは有名だ。
日本のプロ野球界に、日本の国民的英雄である王の記録を外国人に
塗り替えさせてはならないという暗黙のルールが存在するらしい。
ところがである。
今回のバレンティンはあまりにもペースが速かった。
9月に入ったところで50本である。
妨害工作も考えられたのだが、時代が時代だけに悪い噂がすぐに広まる。
露骨な敬遠策もできなかった。
関係者はこのニュースを見てさぞ苦々しく思っていることだろう。
去年の9月にこのニュースが出ていれば、日本球界の面目が保たれたのにね。
まあ、妨害は別にして王選手の時代より試合数も増えているし
確率的にはいつか破られる記録だった。
というわけで、せっかくフェアプレーで60本打たせてやったのに
次のシーズンに入る前に大スキャンダルである。
関係者はさぞ苦々しく思っていることだろう。