まあ、そういうニュースだそうだ。
戦闘機というからF15でも購入かと思いきや、骨董品だそうだ。
確かにスピットファイアもゼロファイターも戦闘機には変わりないけど。
それにしてもお金があるというのは羨ましいことである。
ところがである。
先日70代後半の老人と話す機会があった。
そこそこお金があって悠々自適の生活、のはずなのだが文句ばかりいう。
文句と言っても怒っている訳でなく、ただ不平不満をいう。
基本的に暇なのだそうだ。
老人会も飽きているそうだ
せっかくだから、多少のお金で欲しい物を買うとか旅行するとかしたらどうか。という。
欲しいものがないそうだ。
戦闘機もいらないというだろう。
戦闘機かどうかはおいといて、要は興味が無いのだ。
興味というのはものすごく知力体力を使う。その上お金も使う。
私のような乗り物系にしても、骨董品にしても、フィギュアや模型にしても
常に興味を持って研究していないと面白くもなんともなくなる。
見るにしても買うにしても体力も結構使うし。
仕事や生活が優先だった期間の長い人ほど『興味なし症候群』が多い。
私の父親も私らの子育てのためなどでずっと苦労してきた企業戦士。
リタイヤしたらあれもやりたい、これを買いたい、などと言っていたが
いざリタイヤしたら何もできない。
興味は知識は60歳になって急に湧きだすものではないらしい。
まして50をすぎればその知識とやらも簡単に頭に入らなくなる。
仕事で成功することに興味のある人は、一生仕事をするしかない。
ただ、私らサラリーマンは60で露頭に放り出される。
だからその後のお金だけでなくて脳みその行き先も蓄えて置かなければならない。
