ストーカー予備軍

こういうのって大なり小なり昔からいたわけで。
俗にいう女々しいしつこい湿っぽい。
ところが、こういう性格は決して欠点とも言い切れず。
優しくて穏やかな人もたくさんいる。
その証拠にストーカーは大抵が初犯なのだ。
2つの違う原因を考えた。
ひとつは従来型の寂しがり屋の劇場型。
とにかく自分を見てほしいという当たり前の欲求。
芸能人はみんなこういう性格なのだが違うのは自己表現が下手。
私も含めてこの手のネットの人間は自分だけの自己表現しかできない。
自己表現というより自己満足の方が正しい。
基本的に対人関係が苦手、自信がないからこうしてこもってしまうわけで。
ところがちょっとでも自分を見てくれた、声をかけられた、やさしいコメントを、
なんていうきっかけでスイッチが入り自己満足が全て相手に
向かっていってしまうところに悲劇が生まれる。
ネットで知り合って会いましょう、付き合いましょうなんていうのは大抵がダメだな。
また、そういうことが好きそうな相手には極力接しない、話しかけない。
中途半端な優しさは仇となる。
もう一つは寂しさを癒やすだけの相手
基本的にSNSにはまっているような奴らはみんなそうだ。
好きなら電話して話せばいいし、直接メールしてデートに誘えばいい。
忙しいから無理、といわれればそれは『NO』ということだ。
それが、NOなのにLINEやmixiなどで中途半端につながっているからややこしい。
俗に言う勘違いされるわけだな。
それでも、なくならないのはNOと言っている方も寂しがり屋で
『ともだち』という甘い言葉を何よりも珍重する。
NOの相手なのにともだち登録なのである。
逆の見方をすればともだち登録を切ってしまえば相手は傷つき逆上する可能性もある。
つまり、あんなものマイナスにしか働かなくなる。
それでも、『ともだち』という甘美なつながりを捨てることは出家するのと同じこと。
せいぜいその画面上の『ともだち』とやらを大切にして人生の貴重な時間を
大いに無駄に使ってくださいな。