特別警報だと

昨日からほとんどのニュース番組で今日から『特別警報』の運用が始まるという。
今までの警報より一ランク上なのだそうだ。
気象学的にはちゃんとした理屈があるのだろうけどなんとも。
先日も豪雨ニュースで経験しないような豪雨、とニュースで言っていた。
そういえば済むと思うのだけど、一言で片付けたいらしい。
そもそも注意報や警報を安易に出し過ぎる。
ちょっとした夕立でもゲリラ豪雨とか言って警報扱いだ。
面白いのが各種学校の扱い。
本来なら、警報が出た時点で自宅待機、学校にいる時は学校待機にすべきだ。
ところが、あまりにも安易に警報が発令されるので
暴風雨警報のみ自宅待機という学校が増えたそうだ。
つまり、その他の警報はどうってこと無いと判断されている。
ところが
海難事故などが起きると、問題視される。
だからアリバイ作りに「だから波浪注意報がでていたでしょ」となるわけだ。
何度も書くが、気象学的には根拠がある話なのだ。
が、実際問題は彼らの保身、アリバイの影が見えてしまう。
私が思うに
雷雲が発生する予測程度では普通の天気予報などで十分。
雷がなって落雷が確認されてから初めて雷注意報、
それに伴う雨が確認された所で雷雨注意報、
30ミリ程度の雨では注意報でいい。
河川が溢れそうになったり道路や鉄道が止まるなど具体的な被害が出てから警報で良い。
それでは予報にならないと言われそうだが
中小の河川にに関わる避難は注意報が出てから警報が出るまでの地元の自治体が判断すれば良い。
大手町の会議室で決めることではない。
少なくとも、警報が出たら身の危険を感じて子供は外に出さない、位の実感が必要。
ここまで厳密に警報の運用をして、さらに数十年に一度の特別警報ということになる。
お役人は100回避難して1回命が助かればいいではないか、と思っているかもしれない。
しかし、一般市民は99回避難してもなんでも無かったのに100回目に避難する気になるかということだ。
(回数はあくまでも比喩ですので)