スイフトに見るスズキ自動車の本気度

先月発表になったスズキスイフトに興味がある。
私のような車好きならスポーツと言いたいところだが
そこまで、というユーザーのためにRSグレードを設定。
このバランス感覚が良いそうでカー雑誌でも高評価である。
今回、着目したのは省エネ技術。
26キロという素晴らしい燃費を表示している。
スズキは軽自動車ではトップメーカーである。
ところがラインナップを見ると同じエンジン、同じシャーシの使いまわし。
なんだか手抜きだなあと運転してみると、案外性能がいいのに驚く。
軽自動車のエポックだったダイハツミライース
軽自動車でもノーマルエンジンでもHV並の立派な燃費を叩き出せることを立証。
世間をおおっと言わせた直後にスズキからミライースよりちょっと燃費の良いアルトを発表。
ところが、後出しではないかと世間の反応は冷ややかだった。
今回のスイフトマツダスカイアクティブデミオにぶつけたものだ。
もしくは9月のフィットへの先制攻撃。
いつも後出し的なやり方なんだよね。
ところがである。
こういう技術はライバルのどうこうを見ながらホイホイと開発できるものではない。
つまりこういう技術はずっと積み重ねてきたものだろう。
さらに、スイフトは唯一スポーツモデルがある。
スポーツモデルだってホイホイ作れるものではない。
積み重ねがなければ評価されない。
フィットRSやデミオスポルトがスポーツモデルとして評価されないのはそのためだ。
そう考えるとスズキは優れた技術を持っていることになる。
なのに、売り方が中途半端なのがもったいない。
しかしながら、スズキは世界的には成功している企業である。
日本国内にはあまり重きを置いていないのかもしれないね。
スイフト