今日の無駄遣い、パラボラ

IMGP1010
1984年にNHKがBS放送(衛星放送)を開始した。
当時、関東地方都市圏は東京タワーからの地上波が都心のビルに乱反射して
どこの地域でも慢性的なゴーストに悩まされていた。
BSは根本的な解決策として注目された。
実際、ゴーストのないクリアな画像はファンを喜ばせた。
AV機器はこの新しいメディアに対応することに必死。
それまではAV機器ではビクターやソニーの後塵を拝したNECがなぜか元気。
BS対応機器をいち早く発売した。
このパラボラアンテナはその頃、私が大枚はたいて購入したものだ。
VHSデッキがまだ10万円以上した時代、BS対応のVHSデッキは20万円近くしたのを思い出す。
このパラボラアンテナがなんと今日まで稼働していた。
25年以上電波を受け続けていた。
軒先や窓際など雨風や直射日光をほとんど受けていなかったのが長寿の原因か。
数年前からCSの一部を受信するようになり一部の番組のノイズがひどい。
もともとCSが無かった時代のものだ。
よくぞ今日まで頑張ってくれた。
というわけで、新しいBSCSパラボラアンテナの接続設定が先ほど終わった。
やはり入力レベルが改善されている。
20年の差である。