戦艦長門

voyage_nagato01
職場の同じ部署の先輩が「飛行機やガンダム以外の模型の趣味はないか」
と、聞いてきた。
「はぁ?」と聞き返すと「実は戦艦長門が好きなんだ」というのだ。
もともとカーマニアで知られる先輩であったが旧海軍の戦艦、それも模型に限定する話とは意外だ。
翌日、ちょっと古い『丸』という雑誌を持ってきた。
その記事ではなく裏表紙の広告を指差す。
1/144戦艦長門という模型。なんと120万円である。
ずっと欲しいと思っているのだそうだが、普通のサラリーマンで買えるシロモノではない。
そうでなくてもこの先輩はクルマに道楽している。
普通、海軍の戦艦といえば『大和』なのだけど、少なくとも私のような素人はそう思う。
ところが、長門こそが最も戦艦らしい戦艦、美しいプロポーションの戦艦なのだそうだ。
調べてみると、1920年の大正生まれである。
確かに大和と違ってちょっとレトロなデザインである。
しかしながら1936年に大改造をして外観も別物になったという。
新造時と改造後とどちらが好きか、など興味がつきない。
全長225mなので1/200で1.1m、1/144では1.5mを超える。
巨大戦艦なのでマニアとしてはこのくらいの模型が欲しいのだろうけど
普通の民家に置き場所は無いだろうなあ。
ちなみにネットで見つけたこの写真の1m超の模型は90万円だそうだ。