日産ディズターボ

先日の試乗でパワーが足りないと書いたのだけど
当時はターボの設定がなかった。
ところが、今週ターボモデルが追加されたという。
なんとも煮え切らない日産商法である。
私の試乗でもすぐに判るくらいのパワー不足。
当然、日産の人たちだってわかっていたに違いない。
今回の発表でわかったように、ターボモデルは用意していたのである。
それなのに発売当初はわざとターボを隠していた。
多分、ターボ無しで市場の様子を見ようという、いかにも管理職的な発想。
ところが、現場ではパワーがないことで売れない。
というわけで、それじゃターボも、という感じ。
まさに現場の営業と客をおちょくった商法である。
エアコンの効いたナントカ室でふんぞり返っているお偉いさんが考えそうなことだ。
どんな時でも一番良い物を客に提供する、という気持ちが日産にはない。
フェアレディZにしても、3700のエンジンを搭載して売れない。
日産は『一番よいものですよ』と言いたいのだろうが
一番良いと思っているのはアメリカ市場だけだ。
日本の人たちはいくらパワーが有るからと3700のエンジンをホイホイ買えるものではない。
日産の幹部はいつも違う方向を向いている。