日産ディズ試乗

以前に日産に行ってディズのカタログをもらってきたことがあった。
今回は試乗することができた。
ディズハイウェイスターというグレード。
後席の広さが印象的。
私と嫁さん、友人と営業マンという大人4人のフル乗車での市場となった。
第一印象はとにかくシャーシがしっかりしている。
サスも含めてフル乗車でもまったく音を上げない。
やや固めのサスも含めて一クラス上の感覚である。
軽自動車の薄っぺらな感じがないのが良い。
エンジンであるが、これはつきなみ。
フル乗車ということで加速が鈍い。
エンジンの音もいかにも軽自動車。
エンジンは三菱製と聞いている。
営業マンは盛んに『4名乗車だから』と言っていたが要するにその程度のパワーということだ。
もう一つのポイントはCVTのフィーリングの悪さ。
変速機をDにするとカックン、クリープで動いてブレーキを踏んだ時もカックン。
走りだしてしまえば普通のCVTだが、いかにも角がまるまっていない。
カタログを見て驚いたのがターボが設定されていないこと。
880kgのボディに49馬力でなんとかなると考えたのか。
最近のクルマの価値は燃費性能。
多分このエンジンの感じではターボ化すれば極端な燃費悪化があったと推察する。
何としてもライバルを考えると25km/Lは確保したい。
そのために乗り味を犠牲にしてしまったのではないか。
ただし、犠牲と書いたがシャーシやボディ剛性などかなり高い水準ではあるので
それほどパワーを必要としないという大多数の客にはマイナスイメージは少ないだろう。
何よりデザインがよくまとまっている。
三菱の泥臭さを日産がうまいこと消しているのが良い。