トヨタクラウンハイブリッド試乗

用事があってトヨタ店に行く。
用事は5分もかからず終了。
せっかくだから、先日乗れなかったクラウンハイブリッド試乗を頼む。
いつものように鍵を渡されて適当にまわってくるように言われる。
ついでに今置いてある展示スペースにバックで入れるように頼まれる。
というわけで、スタートボタン。
最初は暖機のためエンジンがかかる。
ここがポイントでクラウンに乗るといつも静かだと思ってしまうのだが
今回のHVはちゃんとエンジンがかかるのがわかってしまう。
走りだしてみると違和感がない。
クラウンのすごいところはフルサイズの乗用車ながら運転しやすい。
ステアリングのフィーリングも軽すぎず適度な軽さ。
ステアリングを回した時とクルマの挙動も大変つかみやすい。
アタリマエのことだと思うかもしれないが、実は素晴らしい技術なのだ。
最初の信号機でエンジン停止、EVモードもOK。
しかしながら、重い車体のためすぐにエンジンがかかってしまう。
比較的ラフな乗り方で燃費計は12キロ程度か。
HVを意識させない加速感は大変良い。
この車重で2.5としては上出来ではないか。
調べてみたらHVエンジンは新型だそうだ。
動力性能を見る限りHVとしてはトップクラスだな。
広い所でステアリングを左右に切ってコーナリングやロールを見る。
グレードがロイヤルということであたりは柔らかく適度なロールは出るが切った分だけ曲がる。
それより問題なのが、タイヤやサスからの路面の振動をストレートに伝えてしまう。
国産車のシャーシ性能では常にトップクラスのクラウンとしてはいかにも安っぽい。
前回のノーマルアスリートの印象とはまるで違う。
ディテールはプリウスに近いのである。
クルマ自体は進化しているわけだから新しいほうがどうせいいのだろうけど
HVの付加価値を割り引いて、クラウンをこの金額で購入するだけの価値を見いだせるか。
今回のモデルはアスリートありきという感じだな。