R32スカイライン

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スカイラインで人気の1位を争う名作である。
先代の31のあまりの不人気を反省したのかどうかは不明だが
ダウンサイジング、さらに曲面ボディはファンの視線を引き込んだ。
実はダウンサイジング以外はキープコンセプト。
それでも、デザイン以外は優れていた31のいいとこ取りでクルマの出来は良かった。
というわけで、久々の大ヒット。
高齢化していたオーナーの平均年齢を下げることにもなる。
そして、久々のGTRが復活。
国産車では唯一無二、ドイツの名車とも対等なクルマとなる。
さて、実際に私が試乗した感想であるが
2000のノーマルなGT、新車ではなくて適度な中古車だった。
ものすごく気になったのがサッシのないハードトップのドア。
いかにも強度がない、閉まり方なのである。
モノコックボディはちゃんと強度があるとはいえ、どうも。
6気筒RBも世間で言うほどパワーがあるとも思えない。
思うにターボありきのエンジンだと当時感じていた。
R32はケンメリ以来のGTR、このイメージが先行してしまった感がある。
しかしながら、最後の5ナンバーボディはやはり魅力的だな。
この後、エンジンを大きくする、ボディを大きくする、車重が大きくなる、
さらにエンジンを大きくする、、というスパイラルに各社陥っていく。
国産車としては最後の正統派GTだったのである。