スカイラインシリーズ、4代目スカイライン、C110
通称ケンメリである。
発売当時はハコスカの栄光、さらに進化、と期待されていた。
実際、なめらかなボディ、サーフライン、ロングノーズ。
櫻井眞一郎してやったり、であった。
そして、伝説のGTRも期待通りに発売する。
と、そのとたんにオイルショック。
なんとGTRは発売直後に販売停止となる。
さらに、排ガス規制がスカイラインを襲った。
日産は排ガス規制対策としてEGIを開発。
実はEGI自体は優れたメカニズムでパワーアップのはずだったが
それ以外の排ガス規制補器が大きく影響して不甲斐ないエンジンを量産した。
かっこいいケンメリであったが動力性能については伝説はないのである。
この写真はセダンだが、私はケンメリのハードトップが自動車史上最高のデザインだと思っている。
連休中にCSで日産のクラシックカーをリビルトする職人という番組を見た。
ピカピカのケンメリを見た時、かなりビビビッときたなあ。
本当にケンメリが素晴らしいのか、私の世代がそう感じているのか。
その番組の中で、当時のパーツを出来るだけ使って当時の性能を再現するか
現在のパーツや技術で中身は今風にするのか、と論争していた。
上記の理由で、排ガス規制当時のL20に今乗ろうとは思わないなあ。
