夜明けの街で、映画評

私の好きな東野圭吾原作ということで観た。
岸谷五朗深田恭子木村多江という役者。
会社員の渡部が派遣社員の仲西秋葉と不倫するという話。
いやはや、何のひねりもなくひたすら不倫にのめり込んでいくおじさんを描く。
内容的に2時間ドラマで十分だし、映像もそれっぽい。
このままじゃ終わらないよね、というところでようやく殺人事件が出てくるのだけど
大どんでん返しもないまま話が終わってしまう。
原作の書評を見ると、良い悪いがほぼ均等に。
DVDの評価では悪い方に中心がある。
不倫にはまっていく主人公の破滅的な行動にハラハラするのだけど
ラストはどんでん返しというほどのことはなく、自然消滅。
残ったのは妻の怨恨という落とし所。
よく考えれば、あまりにも当たり前すぎて東野圭吾らしくない気もする。
また、主人公の女も悪女なのかどうなのかはっきりしない。
結局、悪女のような終わり方なのだけどね。
木村多江はラストの一言のためにちょこちょこ出ていたわけで今ひとつ。
ガリレオシリーズがヒットしたのが2007年、本作は2004年から書かれていたようで
すでに脂の乗った時期なのだけどネ。
この程度の題材でもちゃんとこの程度には書けますよ、と考えるべきか。
もう一つ、
他の人のコメントにもあったが、全編男と女の話である。
R指定をかけてその辺を潔く描いたほうがよほど良かった。
腰の引けたベッドシーンにはうんざりであった。
もう一つ、
過激ベッドシーンは無理だろうけど深キョンは可愛かったね。
妖艶な女と言うよりは可愛いのである。
最後までなんとか見られたのは深キョンの可愛さだけであった。
もし、私が深キョンに不倫を迫られたら主人公と同じ深みにハマるのだろう。
この映画、原作のポイントはこのへんにあるのだろうな。