関東地方でもほぼ一日北風が吹き荒れた。
天気図をみるとすごい低気圧である。
北海道では風速が35mを超えているということだからまさしく強力台風並みである。
こちらでは多少列車のダイヤが乱れただけですんだようだが
東北、北海道では人的被害がでたそうだ。
驚いたのは秋田新幹線が脱線したとのこと。
あれだけ雪対策されているシステムでもダメなんだね、
乗客は6時間も缶詰めだったそうで大変だったようだ。
そもそも、この荒天は予め予想されていたことなので、この嵐の中を
嵐の中心に向かって行こうとしていたわけで、しかたがない。
もう一つは、北海道でクルマの中で命を落としたというニュース。
関東に住んでいると、クルマに乗ったまま雪に埋まってしまうなんて想像もできない。
1m先も見えない程の猛吹雪だったそうだ。
諸事情はそれぞれあるのだろうけど、どうしてそんな吹雪の中を出かけたのだろうか。
先日、先輩から車社会の弊害という話を聞いた。
地方から東京近辺に来るとクルマを欲しがるのだそうだ。
ところが、実際出勤は鉄道だしある程度バスや鉄道の便があるのならクルマは要らない。
ほんの少しの距離でもクルマを使いたがるのは出身の違いもあるそうだ。
青森や北海道で車社会になるのは致し方無い。
それが、吹雪の危険の判断を狂わせているのも事実だ。
距離は別にして歩いて行けないような天候ならクルマでもダメなのである。
クルマは屋根がついてはいるが、過酷な気象条件の安全を担保してくれない。
