日本自動車博物館のネタ。
今日はいすゞジェミニである。
いすゞはそれこそ泥臭いトラックなどを生産するメーカーだが
なぜか乗用車はその真逆でセンスがある。
あとで触れるであろう、初代の117やフローリアンなどはいかにもイタリアぜんとしたセンスのデザイン。
そして70年台後半にはGMがらみのジェミニである。
これといって、インパクトは無いのだけどマニア受けするセダンだったね。
そして、いすゞ会心の一撃なのがこの二代目である。
有名なTVCMで話題性もある。
デザインもいい。
さらにターボやイルムシャー仕様など走りも良しとされていた。
ジェミニの一番いい時代である。
イルムシャーに乗せてもらった。
なんといっても、追従性のあるサスペンションはさすが。
コンパクトの部類なのに安定性も乗り心地も良い。
ただし、コーナリングを攻めるというような戦闘的な運動性では無かったかな。
となりに見えるのは3代目のジェミニ。
これはかっこ悪い。どうしてこんなにしてしまったのか。
人気は無い割に結構売れた日産のプレセアと区別がつかない。
多分同時期だろうからこんなデザインが流行ったのかな。
このジェミニの失敗でいすゞはヤル気をなくしたのかジェミニの開発をやめる。
そして4代目からはホンダのドマーニにいすゞのバッヂをつけてジェミニとした。
そして、いすゞは伝統ある乗用車開発から撤退する事になった。
いろいろな意味でジェミニはいすゞを代表するクルマだったね。
もう一枚。
本当はこの写真でうんちく話をたれようと思ったが、何も浮かばなかったので写真だけ。
