民主党政権崩壊の日

去年から『死に体』と書いてきたが、ようやくなくなることになった。
ある意味、真面目な人達であった。
その真面目さはつねに一般民衆に向いていた。
それはそれで悪いことではない。
高速無料化とか高校無料化とか子育て支援のバラマキとか
貧乏な人には素晴らしいマニフェストで3年前に政権をとった。
今まで野党だった人には無責任な約束で良かった。
ところが政権与党になれば予算などの責任が生じる。
それを知らないで政権与党になったところから間違いの始まりだった。
とりあえずバラマキはなんとか中途半端にしたところでジエンド。
一転して増税推進、法案を無理やり通してしまう。
コンクリートはダメだといいながら、ほとんどの公共事業を認可。
原発はダメだと言いなから青森の原発工事は推進。
八方美人はモテても幸せになれない。
貧乏人の票を稼いでも国の経済を背負う人たちに何の配慮も恩恵もない。
贔屓目に見て半分は旧自民党政権の尻拭いだとしても
彼らの言動にはなんの一貫性もポリシーもビジョンもない。
とにかく一般民衆にはいい顔して、あとはいきあたりばったりという感じだ。
景気が良い時にはそれもありなんだけど、景気が悪い上に3.11。
彼らのダメさがモロに世界に発信されてしまった。
経済は停滞し、外交もうまくいかない。
民主党政権で一つだけ教えられたことがあった。
コンクリートは全てが悪ではないこと。
企業や財界の方向を向くことは悪ではないこと。
結局、経済が良くなれば私達貧乏人にもお金が回ってくるのだ。