先日の東北地震

3.11を思い出してしまうような不気味な地震だった。
その検証番組が週末にいろいろ放送された。
ポイントを整理してみた。
★自動車で避難
3.11以来のテーマでもある。
自動車の方が機動性が高く、速く遠くへ移動できる、ハズである。
ところが実際は交通渋滞が起きてよろしくないというのが教訓だった。
12.7では被災地でまたまた交通渋滞が起きたとのこと。
学習能力無し、と断定できないそうだ。
それは、被災者の多くがクルマを失ったということ。
お陰で、その後の移動にたいへん困った。
さらに、クルマ自体100万200万の財産であること。
被災後買い替えに大変な負担になった。
このふたつの理由が多くの渋滞を生んだのだそうだ。
一般的に命が第一なのだが命の次にはクルマなのである。
クルマで避難することで命を落としてしまっては困るのだけど
命が残った時にクルマが無いのはものすごく困る。
卵が先か鶏が先か、という理屈だな。
★ガソリンスタンド
地震直後から、ガソリンスタンドに列ができたそうだ。
避難と関連があるかどうか報道してくれなかったが
3.11直後のガソリン不足に困った人がいかに多かったかの裏返し。
つまり、3.11と同じ状況があえて起きたということか。
ガソリンに群がる人を非難できないが、愚かだとは思う。
もし、本当に津波が襲いガソリンスタンドもろとも流されたとしたら
ゾッとする。
先日ネットニュースで目に止まった『B層』という言葉が浮かぶ。
流されてはいけないのだけど、踏みとどまることができずに行動してしまう。