しし座流星群とユーミン

私がよくお世話になっている天文サイトでこんな一文を読んだ。

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 毎年この時期なると、やや過大に報道されてしまうことの多いのが、しし座流星群です。
 出現予想数の指標であるZHR値をそのまま報道することによって、毎時数千から数万の流星雨が出現すると期待さ れ、近年では流星群そのものに対する関心が薄らぎつつあります。
 母彗星の回帰毎に大出現が予想されるのは事実ですが、報道のあり方は改めて戴きたいところです。

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マスコミの連中はたいして興味もないくせになぜか大々的に報道するのが不思議だ。
流星群を見ようと深夜に空を見上げたことのある人ならわかるが
確かにそんなに見えないのである。
平時よりは頻繁かもしれないが。
素人目には流星群と言うほど群ではないのである。
空気の良い山の上にいけば意外なほど流星を見ることができるし。
さて、マスコミがこんなに報道するきっかけとなったのがユーミンの曲。

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 夜のエフエムからニュースを流しながら
 部屋の明かり消して窓辺に椅子を運ぶ
 小さなオペラグラスじっとのぞいたけど
 月をすべる雲と柿の木揺れてただけ
 72年10月9日
 あなたの電話が少ないことに慣れてく
 私は一人ぼんやり待った
 遠く横切る流星群

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ああ、私の青春時代である。
この曲、アルバムがリリースされたのは79年であるところがいかにもユーミンである。
そういえばもう11月下旬、70年代後半から90年代初頭にかけてはこの時期ユーミンのアルバムがリリースされた。
晩秋にユーミンは合うのである。
これだけユーミンのレコードやCDを購入し、これだけ宣伝しているのだから
感謝状ぐらい送られてもいい気がする。
私にとってユーミンは女王である。