アンノウン2011版

リーアムニーソンのアンノウンである。
アンノウンというタイトルで検索するといくつか出てきたので2011版としておく。
スパイモノ、アクションモノというくくりになるのだろうか。
随所にカーアクションがあり、殺し屋も登場するのでそのくくりなのだが
ストーリーはミステリーに近いものがある。
記憶喪失、私は誰?というのが序盤のテーマ。
何かの陰謀で…と思っていたら、実は…というどんでん返し。
記憶喪失から少しずつ記憶が蘇るとそれが謎解きになるという古風な話だが
結論が全部嘘だったではちょっとずるいだろう。
最後は組織に切り捨てられた主人公が組織の計画をひっくり返す。
そんな立場でラストシーンがハッピーエンド的になっているのが解せない。
アクションものは設定や成り行きを『どうして』なんて考えながら見てはいけないのだが
記憶喪失という謎解きがあるので必然的に『どうして』を考えながら見ることになる。
この矛盾に見ていて疲れるし、上記のような煮え切らない感想を持ってしまう。
unknownN