近所の畑をやっている人からニンニクを頂いた。
長ネギの根本が膨らんだような形。
八百屋で売っているのとはイメージがちがう。
なによりもみずみずしいのである。
売っているニンニクは乾燥した薄皮がある。
あれは収穫した後干しておいたものらしい。
とれたてのニンニクは薄皮などない。
ネギと同じで一枚ずつめくるとポロッとニンニクが出てくるのである。
その時の匂いはネギである。
キッチンに行ってポロッと落ちたニンニクに包丁を入れる。
市販のニンニクよりみずみずしく長芋に近い感触。
それでも包丁を入れてスライスするとニンニクの香りがようやくするのである。
豚肉に混ぜて焼肉にした。
ふわっと香るニンニクの風味、どうだ、オタクでは味わえないだろう。
と、小さな優越感に浸る貧乏人の私である。