考えるべきポイントその2

小学生の蹴ったボールでバイクが転倒したという裁判の続き。
ポイント3、80歳のジイさん
多くの人が疑問に思っているのに何故か触れられないのがここ。
80歳のジイさんがバイクに乗っていいのか。
法的には問題ないからOKというのが今の社会の風潮である。
実際にそんな事いう奴は何十人に一人なんだけど
自分のコミュニティにこういうのが一人いるだけでコミュニティの質が下がってしまう。
転がってきたボールを避けられない、止まれない、転んで大怪我をする。
これはかなりの確率で運転に適さないとおもわれる。
(判決ではこの点にも触れられ賠償金の減額がされたらしい)
それを誰が許していたのか、野放しにしていたのか。
それは、今回の訴訟を起こした遺族である。
ポイント4、訴訟を起こした遺族
80のジイさんがバイクで転んで大怪我すれば「ほれみたことか」と
年寄りの蛮行にがっかりするのが普通である。
が、この遺族は違うんだね。小学生が悪いと訴訟を起こした。
その経緯についてはよくわからないが、誰かに入れ知恵されたに違いない。
訴訟をおこすのは当然の権利だし、正当な判決を受けるのは間違ってはいない。
間違っていないから、正しいというのが微妙なのである。
直接ぶつけられたり、わざと嫌がらせをされたりというのならお怒りはもっともなのだけど。
ポイント5、訴訟
一つは金のため、人間誰でも金がほしい。
もう一つ、奥底に見え隠れしているのが少年の保護者。
前回も書いたがもしかしたらいろいろ問題があったのかもしれない。
ある程度の非を認めて頭を下げて、それなりの慰謝料を包んでいれば
もしかしたら回避できた訴訟なのかもしれない。
子供が学校の管理下でやったことだから、学校が悪いなどと責任転嫁したとすれば
遺族は逆上したかもしれない。あくまでも想像だが。この手の親は結構多いみたいだ。

本来、10年もかけるような事案ではなかったのに個人の権利のみを主張し
相手の落ち度を徹底的に叩くという、いかにも現代風な後味の悪い裁判である。