マツダCX-5試乗

TS3K0104
鳴り物入りのスカイアクティブの真打が登場。
スカイアクティブというのは単にエンジンの形式名ではなくシステム全体のこと。
エンジン周りからミッション、サス、シャーシに至るまで。
これまでのデミオアクセラは現存のシャーシを使っての試験的なスカイアクティブ
今回のCX-5は設計段階からスカイアクティブと言うことで、すべての点で満たされているという。
はたしてそのデキはどうだろうか。
マツダのお店に入ると営業マンがお出迎え。
CX-5試乗を申し出る。
例の客のデータ用紙に住所などを書かされる。
店にあった試乗車は残念ながらガソリン車。
CX-5に関しては客の指名も実際の販売もほとんどディーゼル車だそうである。
エンジン以外の部分を予習したほうが良かろう。
ガソリン車で試乗開始。
ボディ周りで気づくのはフェンダーやドアパネル、バンパーの下の部分に樹脂製のパーツが使われている。
軽量化のためか、飛び石などの修理を交換だけにするためか。
樹脂パーツは年数とともに色が褪せて嫌な思いをするのだが、これはどうなのか。
乗り込んでみると外観に比べて室内はタイトな印象。
シートはややバケット気味で感触は良い。
エンジンをスタートするとルームミラーに何やら映像が。
左側下の映像が低速時に映し出される。これは案外便利である。
走りだしてまず気づくのが乗り心地。カチッとしている。
背の高いRV風のふわふわした感じが全くない。
ハンドルを切るとその違いは明白。
ロールを抑えた感じで曲がる。ノーズの動きも早い。
サスの進化よりもボディの軽量化と剛性アップが効いているという。
RVなのにハンドリングマシンとして楽しめそうだ。
スカイアクティブ恐るべし。
エンジンは普通の2リッターのパワー、悪くはない。必要にして十分。
昨日の86同様に6速ATがすごく良くなっている。
ATの反応が俊敏でエンジンのパワーがロス無くタイヤに伝わる感じ。
これはアクセラでも体験したがボディが大きく重くなっているのに、印象はアクセラより良い。
多分、アクセラで未採用だったエキゾースト系のスカイアクティブが効いているか。
ディーゼルのデキが良いとすでにいろいろなところで書かれているが
25万円安く購入できるガソリンも侮れない。
マツダのことだから半年先には値引きも盛大にやるとなれば、ガソリン車でもいいのではないか。
個人的にはアクセラをこの程度まで引き上げて欲しいと思う。