北のミサイル事件

今回の結果についてはある程度想定されていたのだけど
一番影響の少ない想定だったのでかえってドタバタしてしまった。
ポイントをまとめてみた
★政府の対応
発表の遅れを指摘する声多数。
監視衛星が発射を検知、実はここで一報入れるというのが本筋だが
もしかしたらエンジンテストかもしれない。
そこで自衛隊レーダー等による航跡を確認してからとなる。
ところが、航跡が検知できないであたふたするわけだ。
当たり前で発射すぐに落ちちゃったからね。
★Jアラート
誤報を恐れてのJアラートを送信しなかったのは結果オーライだが危機管理からすればアウトだな。
発射を知らせるのが最初の役目である。
それから被弾までの時間が大切だったわけで。
確認していたというのだからもう意味を成さない。
官房長官の記者会見で事足りる。
自衛隊トップ
迎撃ミサイルを実戦で試すいいチャンスである。
反面、本当に撃ち落とせるのか心配。
理論的にはかなり難しいらしい。
万一、石垣島や本土に飛んできたものを迎撃できなければ
配備にいくら無駄に予算を使ったんだと一大世論になるだろう。
結論は使わなくてよかった、結果オーライ。
★現場の自衛隊
めったにない実戦配備である。
いよいよ迎撃ミサイルを実戦で使えるわけで、結果はどうであれ貴重な経験になる。
まあ、今回は相手が射つぞとコースまで予告しているわけで
これで当たらなければ恥ずかしい。
発射のアラートが鳴る、レーダーにみんなの目が集中する。
が、ミサイルの航跡が出ない。
ええっ、おかしい、トラブルか、相手が予告しての半分演習のようなミッションでか。
一同真っ青になったことだろう。
★マスコミ
今回のミサイル発射は国家機密なのか。
国民に発射を知る権利はないのか。
官房長官が記者会見するまで誰も知らなくてもいいのか。
という、自分たちの無能さには一切触れないで、ミサイル発射が失敗との報道に徹する。
★野党
後になって自民党がうだうだ言っているが、数年前まで、テポドンの時は政権だったわけで
準備段階からいくらでも突っ込みどころがあるだろうに、後出しじゃんけんはずるいね。
まあ、テポドンの時の自民党の無能さは民主党と似たようなものだったか。

こんなに強い自衛隊 北朝鮮と戦わば (シリーズこんなに強い自衛隊)

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