自動車はそう簡単に作れるものでない。
海外のバックヤードビルダーでも、エンジンやシャーシは〇〇製というのがほとんど。
エンジンやそれに伴う補機を設計、製造するのは莫大な開発費とインフラが必要。
だからこそ、自動車メーカーはそれに守られ発展してきた。
ところがである。
電気自動車がいよいよ世に出るとなると話が違ってきた。
中国の田舎のバックヤードビルダーがお手軽にEVを製造しているのだ。
エンジンがいらないというのはそういうことだ。
日本でも戦後、EVがつくられていたとのこと。
エンジンもガソリンもなかった時代でもEVを作ることができた。
COTYの日産リーフはEVを実用化したとの栄誉だが、厳密に言うと
EVをガソリン自動車と同じように作ったということ。
本来、エンジンや補機などの部品点数が極めて少ないEVをあんなにゴテゴテにしなくても良い。
バッテリーが重いので軽くはならないが、エンジンやミッションがあるかのようなスタイルはおかしい。
突き詰めていくと、大手のメーカーでなくても作れそうというのを隠している。
EVでは大手は生き残れないのだ。
そこでPHVの登場だ。
バッテリーの性能を補うためにエンジンを載せている。
こうなると高度な動力選択制御が必要となり(ハイブリット技術)、そのへんの会社で実用化は無理。
日本の若者には新たにEVを創りだそうなんて気力もすでにないだろうが中国やインドにはありありである。
EVをありがたがっていては日本の自動車産業の未来は無い、と見た。