気象庁の津波警報改善案

多くの人命を奪ったわけで、津波情報は重要である。
しかしである。
イソップの狼少年のごとく信用されない。
楽しみにしていた、映画やドラマの画面の真ん中近くにどーんと注意報。
その上、高さは30センチだという。
もちろん、小さくても馬鹿にできないということは少しはわかるが
全国ネットでそれを表示してあたかも大災害というやり方が裏目に出ている。
実際、空振りや被害ゼロというのがほとんどだった。
あれを見ても誰もが「また少年が嘘をついている」と刷り込まれていった。
すべてが無駄とは言わないが逆効果。
もうひとつ、
3.11では大津波警報だった。
私が住む千葉県でも震度5以上の強い揺れ。
東北地方ではもっと強い揺れだったはず。
ある程度の先人からの知識があるなら、危険は感じ取れたはず。
警報が出るまでもなく逃げたのだった。
もう一つ、
地震などの地球科学はまだ発展途上である。
何百年に一度の災害を予報警報するのは不可能だろう。
正確に予知予報ができないのに何を改善しようというのか。
結局、後から「ちゃんと危険を告知しなかった」と批判されるのが困るから
これからも想定以上に大げさに警報注意報を出すしかないだろう。