94年当時のマルチパーパスカー

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この当時、いよいよ新しいジャンルのクルマが出てきた。
その代表格がトヨタRAV4とRVRだ。
どちらも紆余曲折を乗り越えて2011年の今も現役である。
どちらも初代の大ヒットとは別物のクルマになってしまってはいるが。
クロカン四駆では敷居が高いという人のための妥協の産物ではあるがすごく売れた。
そのひとつに5ナンバーサイズでの制約の中での工夫がある。
RVRではリアシートの配置を変えることで素晴らしい居住性を得た。
後にターボ仕様まででてきて魅力的なクルマになった。
この当時はエスクードやロッキーなど5ナンバーの魅力的な四駆があったね。
MPVは3ナンバー3列のミニバンの先駆である。
これも現行である息の長いブランドだ。
最後にホンダのオデッセイ。
ホンダも3列ミニバンの開発をしていたが、ホンダには乗用車規格のラインしか無かった。
そこで、全高をおさえてアコードのラインを流せるミニバンを考えた。
車高の低い斬新なミニバンが誕生した。
それまで重心の高いミニバンばかりで走りだったが要望する客を取り込んでいった。
今のオデッセイにもその流れが感じられる。
今はマルチパーパスというくくりは消えてしまい、3列シートかRVに分類するようだ。