日産、GT-Rの2012年モデルを11月24日に発売

『2位じゃダメなんでしょうか?』
技術者研究者は最高峰を目指す。
私たち凡人にはせいぜい職場で一番か町内会で一番が精一杯。
ところが、一部の才能と環境に恵まれた人たちが目指すものなのだ。
クルマの場合は速さである。
動くものなのだからその運動性能が全てである。
トヨタはレクサスで、日産はGTRで、三菱はランエボで、スバルはSTI
それぞれの持てる技術を使って高みを目指している。
それはある意味、日本の道路環境で無駄だという人もいる。
そういう人に技術者たちの苦労も苦悩も伝わらない。
高みを目指すという高貴な損得抜きの努力が伝わらない。
目先のお金や損得でしか物事を考えられないというのはなんとも悲しいね。
よく夢をアニメやゲームの世界と混同する人がいる。
アニメやゲームは夢の世界ではあるが、それは誰かが作った夢の世界を見ているだけで
現実の、人生の夢ではない。
スポーツや技術で高みを目指す夢とは違う気がする。
ただし、悲しいことにこの手の夢を追うだけで莫大なカネがかかる。
そして、それを手に入れて感じるのにGTRなら1千万はかかるのだ。
1位を目指すクルマを運転する喜びは何物にもかえられない。
それはアルファードやエルグランドの快適という喜びとは異質なものだ。
などと偉そうに書いてきたがGTRは多分一生運転すらできないであろう。
貧乏な凡人の悲しい現実だ。