94年に3代目アルトになった。
それまでアルトはスズキの軽自動車の主力だったわけだが
93年にワゴンRが発売されて軽自動車の力関係は変革期に来ていた。
そんな中でのアルトのフルモデルチェンジはおとなしいものだった。
しかしながら、アルトワークスはDOHCターボ健在。
最高グレードにはアルミブロックの新型エンジンが投入されている。
次の世代までアルトワークスは生産されるのだが、
スポーツ不遇の時代を迎え2000年にはターボがなくなり、そのままキエモノとなってしまうのだった。
ガラス面積が広い温室か金魚鉢のようなハイトワゴンが全盛の今、このクルマは新鮮に見えるなあ。
ポイントなのは、この頃のカタログにはリッター25kmとか、98年4代目では29kmの文字が。
バブル以降失われた20年と言われているが、自動車もやたら大型化重量が増えただけで
基本的なところは実はそれほど進化していないのだと感じる。