霧の旗、映画評

先日の続き、松本清張原作の映画である。
1965年監督山田洋次
主演は倍賞千恵子
弁護の依頼を門前払いした弁護士を逆恨みするというもの。
ちょっと精神的に病んでいるヒロインを若き倍賞千恵子が演じる。
20歳くらいの倍賞千恵子は可愛らしいが演技に光るものがあるのかな。
私のように演劇の素養がない人間にはわからなかった。
山田洋次監督というのも面白い。
男はつらいよのテレビ放送は1968年、
男はつらいよのファミリーが一部でてきているが。
この時は松本清張ということもあり山田洋次の個性がまだ見えない。
それより食いついたのが、最初の倍賞千恵子が熊本から東京に出てくるところ。
夜行列車は普通のボックス席だが20系をEF58が引いていた。
20系には座席車両もあったから間違いではないか。
電源車はパンタが立っていた。
その脇を黄色い山手線が走っている。
駅のポスターには151系のこだまが描かれていた。
昭和30年代だね。