悪人、映画評

今年の震災のころ、DVD発売された。
アカデミー賞総なめだとか評価が高い作品。
楽しみに見てみると、うーん、全然面白くない。
誰かの評に「昭和の香り」というのがあったがいい得ている。
ストーリーも昭和なのである。
映像手法も昭和である。
思わせぶりの映像がてんこ盛り。
多分、芸術的には何かの心象を映像化しているのだろうけど私にはさっぱり。
結論は悪人はやっぱり悪人である。
悪人はそれなりの事情がある。
誰でも悪人の一面を持っている。
というような昭和の教科書通りのメッセージ。
原作に対して妻夫木聡くんの人物の掘り下げが浅いとの評価を見た。
無駄に長いつなぎのシーンをカットして掘り下げればいいのにと思った。
尺が短いと言われる割に2時間20分は長すぎ。
まあ、記録メディアだから相応の早送りで見た。
ラストの妻夫木くんの笑顔が良かったと多くに書かれているがどこがいいのか未だにわからない。
きっと早送りしないでちゃんと観たらわかることなのだろう。