昭和のクルマ、シルビア

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売れたシルビアS13である。
先日紹介した売れたプレリュードを追撃すべく発売され実績をつくった。
こういう趣味のものなので人それぞれなのだが、歴代の中でも嫌いなのである。
スマートではあるが線が細くて頼りない。
エンジンも大したことなかったと記憶している。
個人的にシルビアは欲しいと思わないクルマだったが興味がないわけでない。
調べてみると
60年代に初代発表。きわものとしての色が濃い。
名車と呼ばれる。
少し時間を置いて70年代2代目。S10
私の子供の頃、スマートなクルマだと思っていた。
ケンメリのリア処理を意識したような美しいクーペ。
ところが79年、S110は驚いた。
直線的なデザイン、ベースがサニーバイオレットとのことでやけに引っ込んだタイヤ。
そして派手な塗装をしてガゼールなる派生種までいた。
エンジンはツープラグのZ18という評判の悪いもの。
それでも改造好きの御用達になって人気はあったね。
83年の4代目S12は流行りのリトラクタブルヘッドライトで登場。
硬派なイメージがあった。
エンジンもFJ20を積むモデルまであってスカイラインより楽しめたと思っている。
そのためのボンネットのパワーバルジがたまらない。
そして、こうはスポーツ路線から一気にバブル期デートカーとしてでたのが
88年登場のS13である。
流行りのプロジェクターライトでいい顔になっている。
このあとはターボで武装した180などが人気になり硬派に戻っていく。
シルビアはいつの時代も日産の実験的なクルマであった。
だからこそいつの時代も、そして今振り返っても光っているのである。