今日の昭和のクルマ、スープラ

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1988年の自動車専門誌より。
このクルマを知っている人なら「ダブルエックス」と呼ぶべきだと言われそう。
この雑誌の発売時期にはすでにマイナーチェンジの際にスープラと改名された後だったみたいだ。
5ナンバーと決別してワイドボディになった最初の世代。
80年代の直線基調ブームの中で妥協の産物というデザインでもあった。
このあとのバブルのスープラは見事に丸っこくなるのだが
もともとは『セリカXX』ということでセリカの上級グレードだったわけだが
アメリカでの成功もあって独自の路線を歩み始めた。
XXから比べるとすこしカドがとれた感じで人気があった。
もうちょっとおとなしく乗りたいならソアラ、という兄弟車もあったしね。
エンジンは3L直6ターボ、栄光のM型の7MGTEを積んでいる。
M型は確かこれで打ち止めになるのだが、良いエンジンだったと思う。
トルクがイマイチなのと重すぎたのが難点だけどね。
この頃ライバルのフェアレディZはZ31の時代。
89年にあの名作Z32が登場してスープラを抑えこんでいく。
スープラの最終型が出るのは93年、バブルがはじけたあとで時すでに遅し、勝負あった。