サマータイム、都心は逆効果?

毎日新聞より
各地で猛暑日(最高気温35度以上)を記録した07年8月に、都内の各地域での実際の電力消費量をもとに、節電対策を実施したときの変化を試算した。
その結果、打ち水で13時に道路1平方メートル当たり1リットルの散水をした場合、オフィスと集合住宅では節電効果がなく、一戸建て住宅では逆に1%電力消費が増えた。気温は0.6度下がるが、湿度の高い空気が室内に入ってエアコンの負荷を高めるためという。
また、午後4時に終業するサマータイムでは、オフィスの電力需要は10%減るが、自宅でより多くエアコンを使うため、集合住宅で27%、一戸建てで23%それぞれ増え、全体では4%増となった。東京の場合、1人暮らしが全世帯の約4割を占めるため、夕方以降にエアコンなどを使う世帯が増えるのが理由としている。
一方、すだれなどによる日差しの遮蔽では5%減、エアコン設定温度の見直し(住宅24.5度、オフィス26度からそれぞれ28度)で5%減の効果があった。

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一人の人間が普通に生きている以上使うエネルギーは変わらない。
肉体的な努力や工夫をしないで時間で区切っただけの対策で効果は得られない。
打ち水まで否定されてしまったが、都市機能はそう簡単に変わらないのだ。
それでも、エアコンの設定温度などである程度の効果があるというだけで立派である。
もし、時間で対策を取るのなら一つは毎年最高使用量になる高校野球期間。
基本的に11時から15時まで試合をしないのが良い。
熱中症対策にもなっていいと思うのだが。
ちなみに私は本日午後、エアコンのない会議室で研修会。
修行、それも荒行のような状況でどんな研修で何が身につくというのか。
もちろん「我慢強さ」の鍛錬にはなる。
私の前の席に座っていた同僚が「後半、どなりちらすのではないか心配したよ」と私に言う。
私はそれほど不機嫌な顔をしていたらしい。
修行であるからニコニコしている必要はない。