九電はずるい

姑息な手段で…と正義の味方のテレビ各局は九電を非難している。
やっていることは褒められたものではないがそんなに悪いことか。
勘違いしている人がいるようだが九電は民間企業だ。
たしかに経産省とべったりの会社だから勘違いもされやすいけど。
利益のもととなる発電所を止めることは会社の死活問題。
必死に何とかしようとするのは十分気持ちはわかる。
方法論の是非を論じるのでありば、この事件のおおもととなった経産省主導の
茶番番組についてもっと検証すべきではないのか。
九電は単にメールを出して原発再稼働をさせようとした企業活動。
経産省の茶番番組はそういう行動を誘導しようとしている。
つまり二者の向かっている方向は同じなのである。
マスコミや世論は電力会社や原発を叩くことをよしとしている。
本当に叩かれるべきは昭和30年代から40年代にかけて闇雲に原発推進した
さらに電力自由化を阻止して利益を集中させた通産省の役人とそれにぶら下がっていた自民党ではないのか。
さらに、潤沢な資金をむさぼるように原発にかかわるものすごい数の機関を作って天下り先を確保。
発電コストが一番安いと嘘をつき続けてきた人たちの責任ではないのか。
その一番の末端でのメールの文面で騒いでいる場合ではない。
木を見て森を見ず。