定年65歳

すでにいろいろな業種や職場で始まっている。
60歳定年のあと再雇用、再任用というシステムだ。
一部の天下りのゴキブリのような人たちは100%以上の給与の保証があるそうだが
一般的には現役時代の満額をもらえることはないそうだ。
それでも、生活のため、自分の生きがいのためと仕事を続けるそうだ。
仕事を続ける、続けられるというのは素晴らしいことだ。
ところがである。
ある50人規模の職場で5人の定年がでた。
全員が再雇用を希望し受け入れられた。
とすると、この職場には新人は入って来られない。
平均年齢はそのまま上昇するだけだ。
問題なのは去年、一昨年の再雇用のおじさんもいるということ。
こんなことで会社はやっていけるのだろうか。
結局、炎天下や寒空の屋外で活動する場面は残りの若い人(40代から50代)になる。
40代でもすでに体力的にきつくなっている。
町工場などの身につけた技術で仕事をする人なら何歳でも問題ないのだが
事務仕事(特にOAを使うもの)や営業などのフットワークを必要とするものは
一度管理職を経験したような人たちの職場復帰で周囲の負担を増やすのだ。
同じ負担なら若い社員を育てるほうが会社のためには有効だと思うのだが。
という私も、まだ先のこととはいえ刻々とその年令に近づいていく。
年金もままならない背景でこんな綺麗事は言っていられないだろうな。