クルマの見栄えをよくしたい、そのニ

基本的にこの不整合はエネルギーと摩擦力に関係する。
物体が移動するのに摩擦は小さいほうが都合が良い。
ところが摩擦が小さい条件下、すなわち氷の上などにクルマをおけば
タイヤは空回りして動かない。
逆に動いているとすれば曲がらない、止まらない。
摩擦の大きいほうが運動性能は上がるがその分エネルギー効率は悪くなる。
また、ドライとウェットでも条件が違う。
市販のクルマはその辺のバランスをテストの上で決定している。
限られた条件、例えばサーキットなどではそれに見合った改造はアリだが
普通に通勤や買物やドライブで使うにはノーマルのほうが良い。
出来ればタイヤはできるだけ細いほうが良いのである。
軽やコンパクトにワイドタイヤを履かせるというのは性能面から見れば正しい姿ではない。