夏の節電

先程のニュースでソニーの夏の節電対策が紹介された。
サマータイムの導入だという。
これは以前から有識者のブログなどで批判されている話である。
それは『無駄、意味が無い』ということ。
夏の電力事情の基本は、最大電力消費を抑えるということ。
猛暑日の昼間が需要過多になる。
サマータイムは一見合理的に見えるが最大消費電力の11時から15時を考えてはいない。
一日を通したトータルの消費電力の削減にしかすぎない。
つまり上記の時間帯は操業しているのである。
したがっていくらトータルで20%削減を達成しても大停電をおさえる力にはならないのである。
基本的に昼休みが終わる13時から15時までを何とかしたいのである。
特に7月下旬から8月中旬までその時間帯に操業してほしくないのである。
東電も政府もこのことをはっきり伝えるべき。
エアコンの温度を1度や2度変えるだけでは駄目なのだ。
エアコンを止めなければいけないのである。
前にもここで書いたが、今の便利な生活や収入を維持したままの節電は無理。
本当の節電は企業活動を止めて減収を覚悟することである。
ところで、同じニュースで某コピー機会社はゴールデンウィークをすべて出勤にして
7月最終週を代休としたという。
これは理にかなっている。