茨城、大洗のホテルで取材

チェックインして部屋に通される。
最上階の眺めのいい部屋
とは言ってもこのホテルは海岸に面しているのでどこの階でも景色は良い。
さて、中居さんがお茶を持ってきたところで早速質問。
地震
3.11は金曜日で予約は満室。
ところが2時半になっても一組もチェックインなく今日は遅いね、と話していたという。
と、大きな地震が。
従業員はとりあえず外に非難したそうだ。
大洗の地質は海岸を見てもわかるとおり岩盤の上にあって
どの建物も壊れたりかたむいたりはなかったという。
ところがしばらくして海が引いていったという。
そこでそのままみんなで高台に非難したそうだ。
しばらくすると津波が襲ったそうだがこの近辺は高層ホテルが並んでいて海は見えない。
津波は直接見ていなかったという。
ホテルでは経営者が建物に残っていたそうで、沖合に一直線に盛り上がる津波を見たという。
このシーサイドホテルは地形が幸いして建物の被害浸水はなかったとのこと。
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被害
となりの大洗ホテル(旧茨交)は一階が浸水。フロントのある階が浸水して船が二そう入ってきたそう。
このホテルから大洗港は土地が低くなっていて海沿いは浸水被害が出た。
シーサイドホテルは建物は被害がなかったがボイラーの配管が外れるなどした。
その後ライフラインが止まったため営業はできなくなったとのこと。
しばらく水道がだめだったが3月最終週に水道が通って4月の頭から営業再開。
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復興
再開してから私らのような泊まり客は週末でも3組程度。
ところがホテル自体はほぼ満室だそうだ。
それは観光客でなくビジネス客。
ほとんどが復旧作業の職人だそうだ。
近辺の工場や倉庫などの修理復旧作業が目的だとか。
確かに風呂で一緒だった人たちも全部そっち系の人たちだったな。
というわけで観光客が少なくてもナントカ復興できたホテルであった。
大洗港近くの海岸沿いのお店はことごとく津波の被害で復旧の最中である。
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