原発報道の素朴な疑問

東電原子力安全保安院や政府が情報公開とばかりにまめにいろいろな
データや作業状況を発表してくれる。
ところがだからどうなんだという話になるともごもごである。
専門知識のないニュースを見ただけの一般市民としての私の疑問点。
放射能汚染について
原子炉や付随施設の具体的な損傷がはっきりしていない。
専門家はとりあえず炉心を冷やせという。
●号機では炉心が露出して一部メルトダウンしたと聞く。
もうひとつは使用済み核燃料のプールがあるという。
そちらも水位が下がって加熱して困ったことになっているらしい。
ここでポイントを整理してみた。
その一
だいたい放射性物質の使用済み核燃料が建物内とはいえ空気中にあったというのに驚く。
そんなずさんな管理で良いのか。
現に建物が損壊したら上から水をまくだけで冷えたという。
そんな単純な保管のしかただったのか。
その二
当初は原子炉内の炉心が…という話だったがそれがいつの間にか使用済み
核燃料プールの話に置き換わった。
原子炉は何重にも壁があって簡単に放射能漏れはしないという話。
なのに消防車で水をかけるだけで冷やされるというのが矛盾。
冷却水を循環させる機能がすべて破壊されたと言うのに。
その三
原子炉内も核燃料プールも水が減ったということは漏れたということだろ。
つまり、震災直後にそのトラブルが起きた時点で汚染水はどこへ行ったか検証すべき。
さらに消防車などで数千トンの水をまいたわけで
当然どこかに流れて行ったことは容易に想像がつく。
それを何週間もたってから海で放射性物質が検出されたと
他人ごとのように発表するところに腹がたつ。

素人の素朴な疑問ですので専門的に間違った認識があるかもしれません。